自由とは何か その本質を考える

こんにちは、にあです。

ここ数ヶ月「どうしたら人の生きる上での目標を作れるか」ということをもんもんと考えています。言い換えると、「モチベーションを上げるにはどうしたら良いか」とも言えます。

自由とは経済上の自由のこと?

 

少し心理学を学んだかたなら、ご存じかと思いますが、人は、刺激を受けてから感情が発生し、分析し、行動プランを作って行動するという、プロセス(ざっくりとですみません。厳密なことを知りたい方は専門書を参照ください)で行動をします。

このプロセスがすべての人に共通しているにも関わらず、行動がバラバラなんです。

その原因は、分析と行動プランによるわけですが、では、いろいろなプランを享受すればそれが可能かということをここ数ヶ月試しましたが、やはりうまくいきません。

おそらくここに持つには、その量が概ね決まっていて、この欲(ドーパミンの量を脳内で増加させなければ、結局行動はそれほど変わらないのではないかと考えています。

こういった人の特性を踏まえて自由を考えたとき、「自由が欲しい」と考える方の自由のとらえ方がひどく間違っていることに気付きました。

皆さんは自由について考えたことがありますか?

私もかつては「自由が欲しい」と思っていたので、自由とは何かを25年くらいは考えてきた経験があります。

人間以外の動物は自由ですか?

この答えは、今のところ私にもありません。ただ、大半の人が求める自由を自由の定義とするなら、人間以外の動物に自由はありません。

なぜなら、大半の人が求める自由とは、経済上における欲だからです。

もしかしたらごく一部の方が経済上以外で自由を求めることもあるかもしれませんが、それは、ごくわずかだと私は思います。

 

私が思った、経済上以外の自由について箇条書きします。

①息をせずに生きていけるようになりたい

②空を飛べるようになりたい

③痛みを感じないようになりたい

④老化しないようになりたい

⑤驚異的な身体能力を身に着けたい

⑥超能力を使えるようになりたい

⑦驚異的な速さで走れるようになりたい

⑧性欲が無い状態になりたい

⑨人間以外の動物としゃべれるようになりたい

 

箇条書きしたものを見ていただければわかるように、経済上以外の自由とは、空想のような欲であったり、すでに人間ではない状態のものなのです。

では、経済上の自由とはどんなものかを箇条書きします。

①お金持ちになりたい

②頻繁に旅行に行きたい

③会社経営をしたい

④不就労収入を得たい

⑤自由な時間が欲しい

⑥ブランド品が欲しい

⑦高級な自動車に乗りたい

⑧通勤が楽な家が欲しい

 

大半の人が望む自由は、こんなところかと思います。

ここまで読んでいただいた方は、大きな違和感を感じているかと思います。

自由と言いながら私は、欲について書いているからです。

しかし、ここが自由ということの本質に気付くための重要なことだと思ったので、あえてこの違和感を作りました。

自由とは、物質ではなくて、時間的なものだと皆さんは定義しているかと思います。

しかし、経済上での自由とは時間とお金が絡むものであり、「自由が欲しい」と願っている人のほぼすべてはお金が絡んでいるからです。

実際時間的自由が欲しいと願っているのであれば、その人はすでに自由ですよね。

時間はすべての人に平等に与えられた資源なのですから、この時間をどのように使うかは誰しも自由です。

お金が今以上に必要でなければ、必然的に求めるのは時間だけになります。

しかし、時間があれば何をするかと考えだすとやはりお金がいるのが経済上の不自由さです。

結局巡り巡って必要になるのが、お金ということになるのです。

このままいくと、お金の負のスパイラルに陥ってしまいそうですね。

そこで考えなければならないのは、収入に見合った自由(時間と物質)をバランスよく計画立てることです。

計画立てた行動でなければ、その行動のほとんどは自分の利益として返ってきません。

ここで言う利益とは、一貫性が無いちぐはぐな行動により、無駄を出さないということです。

つまり、無計画な行動は、あなたの目標に対して、ほとんどの場合意味がないこと、つまりは個人的には時間的・金銭的ロスになるということです。

 このロスを減らすことで、経済上の自由は拡大していきます。(収入が増えるもしくは自由に使えるお金が増えるということです)

 

精神上の自由

 

 

経済上の自由はこの辺にしておき、精神上の自由について掘り下げたいと思います。

精神上の自由も経済上の自由と同じく、無限に求めてしまうものです。

なぜなら、ものごとはどこまで行っても不自由を感じるものだし、その不自由をより快適にする欲が自由を求める欲だからです。

例えば、空気があるから吸わなければならないのに、空気が無ければ生きていけませんよね。

重力だってしかりです。

何事もしばり(法則)があるから生きていける(存在できる)のであって本当に自由になったらそれは何も存在しないことを意味します。

つまり、何も存在しない状態に近づくことこそが、自由を目指すことなのです。

逆に言えば、どのように縛られたいかという欲が精神的な自由ということではないでしょうか?

であるなら、自由とは目標を持つこと(どのような法則に縛られるか)であると言えます。

このことの根拠となることを一つ例として挙げます。

「自由になりたい」と思っている人に、実際に自由をあげたらどうなるか考えてください。

経済上の自由とお金の堂々巡りが始まりますよね。

結局自由とは、お金と一緒で概念でしかないのです。

そして、その概念は、お金以上にコントロールし難い概念なのです。

では、この「自由が欲しい」という欲をどのようにコントロールすればよいのか、ヒントをお伝えします。

自由とは、何かに縛られている状態から解放を求める欲です。

しかし、一個人でその法則を変えることは不可能だから法則なのです。

そして、求めること自体が問題だとすれば、求めないようにすることが、心を満たすことになると気づけるはずです。

具体的に言うと、「自由が欲しい」という欲は、生きている限り常に湧いてくるものです。これは本能と同じなので、変えることはできません。であれば、この「自由が欲しい」という欲を、別の欲に変えることで、書き消してしまえばいいのです。

書き消すための欲は、自己実現に近づけると、うまくいきます。

金銭欲と違い、自己実現欲は他者と良好な関係を築くため幸福感が多く、継続していくことに対してネガティブな要素が無いからです。

 

こうやって考えてみると、「自由が欲しい」と思っている人は、欲(ドーパミン)が少ないからか、前頭葉の発達が乏しいがために、感情を行動に適切に移すことが出来ない人から湧不安のようなものですね。

一方他人から見て自由に生きていると見える人は、欲(ドーパミン)が多く出ていて、前頭葉が発達しているから、感情を適切に行動に移すことができ、結果として自己実現しているからなんだと結論が出ます。

欲(ドーパミン)が多い人は、エネルギッシュなので、自分だけでなく、他者にも良い影響を与えます。

結局めんどくさがっている人が損をするという結論です。