川崎登戸殺人事件についての専門家の意見について 突っ込ませてください

こんにちはにあです。

最近川崎登戸殺人事件(正式な事件名が不明なのですが)で世間が騒いでいて、私も小学生を狙った犯行だということで、とても胸糞悪い感情に陥りました。

なんでこんな事件に発展してしまったのかということが気になり、ニュースを連日見ていましたが、二つほど専門家の方の意見に突っ込みを入れさせていただきたい。

 

一つが、福祉の専門家が注意喚起していたことです。

「死ぬなら一人で死んでほしい」というメッセージを拡散しないでほしいということです。

私からすると限りなく無駄な注意喚起です。こんな注意喚起をしてるくらいなら原因を追究することに力を入れた方がいいと思います。

なぜ、ほぼ無駄だと言い切れるかといえば、社会に恨みのある人物がこのメッセージを見たら、「やはり世間は私を助けてくれない」と考え、第二の事件に発展するということであるが、根本的に人間の思考の仕方についての癖を理解していなと思った。

社会に恨みを持っている人がいるということで、それを基準に考えていきますが、恨みを持つ度合いやその期間というものも重要になってきますが、人を殺すに至るということは少なくとも正常な精神状態ではありません。(この精神状態については、次の突っ込みで詳しく説明します。)

異常な精神状態になっていくプロセスがあるわけですが、上記のような内容の一言で殺人衝動が発生するような状態ということは末期の状態といえます。

このような状態にある人間が、果たして「困っているなら話を聞くよ」などといった助けのメッセージに目を向けるでしょうか?

答えはNoです。

いつの時点で以下のような状態になるかははっきりと言えませんが、末期の状態と気うことは、すでに利く耳を持たない状態にあるということです。

そして、聞く耳がある状態というのは、時間的に数年単位で遡らなければならないほど過去のことであるということははっきりしています。

では、すでに利く耳を持たない状態とはどのような状況かを考えてみましょう。

今回の犯人は計画を立てています。武器も準備しています。

この時点で、少なくとも数日や数か月前から計画し準備していたことが伺えます。

計画の準備を始めているときに、その計画が反社会的だとわかっていれば当然誰にもばれずに進めることは想像できるかと思います。

そうすると、少なくとも計画を立て始めていた時には聞く耳が無い状態です。

今回の犯人は養育者に対する恨みなのか、養育者の実子が通っていた小学校に恨みを持っていました。

では、この犯人が、小学生の時からそのことについて恨みを持っていたのかといえば、それも考えづらいですね。であればなぜ、こんなに過去のことにさかのぼらなければならなかったのかを考える必要があります。

ざっくり行ってしまうと、この犯人は、社会との接点がほとんどなく、社会自体を即恨むことがなかったのだと想像できます。つまり、就職活動をしたけど就職先が見つからなかったとか、その程度の失敗だったのだと思います。また、小学校でいじめがあったことなども考えられます。

中学以降はいじめが無かったのかというとそうとも言い切れません。しかし、あえて小学生を狙ったのは、より多くを一度に狩ることができるからなのでしょう。

では、なぜ何十年もたってから小学生時代のことを恨むことになったのかといえば、

自分にとって一番恨みの強い出来事だったからです。

他人から見たら不可解に見えるかもしれませんが、本人にとっては、世の中を恨む理由が欲しかったのです。

自分が幸せになれない、あがいても不幸になるばかりなのは世の中が悪いからだと考える合理的な恨みの理由が大してなかったのです。

大した理由もないのに、自分自身の社会性の脆弱さから社会からはじき出されひきこもることになったことには目を向けず、恨むことを選んだわけです。

恨むことを選ぶ前には当然、なぜ自分はこんなに人生がうまくいかないのかと考え不安になっていた時期も相当に長くあったかと思います。

でも、いったん恨みを持つ生き方を選んだ人間は、自分ではなく、他人や社会が悪いという理由をひたすら作っていきます。

こんな状態にある人間が、自ら「困っているなら話を聞くよ」というような助けのメッセージをわざわざ見るか?

絶対に見ない。

これが、私が福祉の専門家に突っ込みたいことです。

恨みを持つプロセスを解明することのほうが今後の対策になるのではないか?

 

続いてメンタル系の専門家が言っていることですが、この犯人が、反社会性パーソナリティ障害や統合失調症だったのだろうという話です。

反社会性パーソナリティ障害については強く同意できます。なぜなら、人を殺せる状態にあるということは、それ自体がよほどの怨恨がある場合を除けば、ほとんどの場合反社会性パーソナリティ障害が関連しているからです。特に、今回は、自分以外はすべてが敵というような感覚を持ち合わせており、自分を特別視していると思われます。自分以外は同列で敵とみなしており、その敵をできるだけ多く倒すという発想があったとおみます。それを考えると、益々反社会性パーソナリティ障害を疑います。逆にこれを否定する理由は、私の中にありません。

しかし、統合失調症というとそれは統合失調症の方に対して誤解を生むリスクをはらんでいるので同意できません。

確かに、とても強く恨む感情を強く持ち続けた結果、統合失調症のような状態(妄想)になっていたことは想像できます。

だからと言って統合失調症だろうと思うのは根拠が不十分じゃありませんか?

逆に私から質問したいです。

犯人には陰性症状があったのか?

統合失調症になると、健常者の人たちと比べて明らかに殺人が増えるのか。しかもそれが特定の人間ではなく、不特定の人間を殺す根拠となりえるのか?

どちらもおそらくNOだと思う。

精神の異常を疑うなら、まずはひきこもりという状態がどのような病態なのかを考えるべきだと私は思う。

そして、このひきこもりの状態によってどのように何に依存しているのかを理解すれば、新たな病気をカテゴライズすることになる。

ひきこもりとは、家族への直接的な接触が乏しい状態であったとしても直接的な援助(金銭面の援助)を受けているとても都合の良い状態になっている状態です。

また、外部の情報を仕入れるためのインターネットや、時間をつぶすためのゲームなどが、その病的心理を助長しています。

家族を破綻させるその症状は依存症と同じと言えます。

この依存症が大きな要因となって、反社会性パーソナリティ障害へ発展していったのだと私は言いたい。

子供の発達障害の場合、注意欠損多動(ADHD)が原因で親や先生などにしこたま怒られた子供は、徐々に反抗的な性格が形成され、中学生あたりから、地域の悪いグループに加わり、ひいては反社会的組織との接点を持ち、違法薬物に手を染めて、反社会性パーソナリティ障害になる「DBDマーチ」と呼ばれる病気の進行の仕方がある。

大人になってからも、社会にうまく適合できなかった者がひきこもりし、家庭内暴力へ発展し、誰とも接点がなくなり、強い社会への恨みを積もらせていく。そして最後は他人を巻き添えに自殺するという現代の「大人のDBDマーチ」だといえないでしょうか?

これには一連のプロセスがあることが容易に想像できるので、こういったことを研究し、広く知っていただくことで、予防もできると思う。

まだ、世の中に適応できず不安がある方は、ぜひ、「お問い合わせ」からメッセージを送ってください。優しいことは言えませんが、やるべきことは明確に示すことはできます。どうすれば社会性を身に付けることができるの。

社会性を身に付けることができないのであれば、どこでどのように生きていけば、仲間ができるのかくらいは伝えられます。

 

ひきこもっている家族を抱えて困っている方、問題の家族を殺すだけの覚悟があるならご相談ください。あなたが望むような解決方法ではないにしても、殺して警察に捕まるよりはましな結果を出すことができます。